クラウドファンディングの事例をご紹介。
第1弾は株式会社インテリックスです。(https://www.intellex.co.jp/)
株式会社インテリックスは、不動産クラウドファンディングサービス「X-Crowd」(https://x-crowd.jp/)を運営しています。
会社概要
会社名 | 株式会社インテリックス |
設立 | 1995年7月17日 |
所在地 | 〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F |
上場市場 | 東証一部(証券コード 8940) |
資本金 | 22億5,300万円 |
代表者 | 代表取締役会長 山本 卓也 代表取締役社長 俊成 誠司 |
従業員数 | 連結318名、単体228名 (2020年5月末現在) |
事業内容 | 不動産売買・不動産賃貸業・不動産コンサルティング |
許認可 | [宅地建物取引業者免許] 国土交通大臣(4)第6392号 [不動産特定共同事業者許可] 東京都知事 第97号 |
株式会社インテリックスは、東証一部上場の不動産企業です。
リノヴェックスマンション事業、リノベーション内装事業で構成されるリノベーション事業分野と、リースバック事業、アセットシェアリング事業、クラウドファンディング事業で構成される不動産ソリューション事業分野でサービスを展開しています。
同社が特に強みを持つ事業がリノベーション事業です。
リノベーションとは、既存の建物に対して大規模な改修工事を加えることで、その付加価値により住居の機能を向上させることです。
リノベーション業界は、国策にもなっている成長分野です。
近年話題になっている中古住宅のストック増や人口減少、ライフスタイルの多様化によって「リノベーション」という言葉の認知・ニーズが拡大している中、創立以来同社はリノベーションのパイオニアとして事業展開してきました。
X-Crowd 概要
インテリックスが運営する不動産クラウドファンディングサービスが、X-Crowdです。
X-Crowdは、リノベーション事業で実績を積み上げてきた同社が2019年11月に初めてのファンドを公開した不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングです。
投資家は不動産特定共同事業法の匿名組合契約に基づき、インテリックスが所有する物件に出資・運用で得られた配当を受け取ります。
また、X-Crowdには優先劣後構造が採用されています。
優先劣後構造とは、不動産価格の下落した場合でも劣後出資分までの下落であれば、投資家の出資元本が守られるというものです。
下落分が劣後出資全額を超過した場合には、優先出資者の元本は毀損します。
X-Crowdの場合は、インテリックスの強みであるリノベーションを施すことで付加価値を与えた物件をもとにファンドが組成されます。
現在新規で募集中のファンドはありませんが、運用中の2件のファンドはいずれも京町屋を対象にしており、日本特有の文化を残す地方創生に寄与するものとなっています。
X-Crowd ファンド一覧
X-Crowdで現在運用されているファンドは合計2件です。
ファンド1号(珠数屋町)口
所在地 | 京都市下京区正面通油小路西入珠数屋町112番地 |
募集金額 | 63,000,000円 |
現在申込金額 | 63,000,000円 |
予定分配率 | 3.0% |
投資単位 | 1口あたり 100,000円 |
最低口数 | 1口 |
運用期間 | 約12ヶ月 |
運用予定開始日 | 2019年12月21日 |
運用予定終了日 | 2020年11月30日 |
募集開始日 | 2019年11月29日 |
募集終了日 | 2019年12月06日 |
ファンド2号(すみ蛍おぼろ)口
所在地 | 京都市下京区櫛笥通丹波口下る裏片町176番1 |
募集金額 | 31,000,000円 |
現在申込金額 | 31,000,000円 |
投資単位 | 1口あたり 100,000円 |
最低口数 | 1口 |
運用期間 | 約18ヶ月 |
運用予定開始日 | 2020年02月28日 |
運用予定終了日 | 2021年08月31日 |
募集開始日 | 2020年01月30日 |
募集終了日 | 2020年02月13日 |
利回りは然程高いわけではないですが、公開されているファンドはすべて満額を達成し、現在運用中です。
現在新規ファンドの募集はありませんが、今後もリノベーションを生かした物件のファンド公開が期待されています。