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【2025年版】不動産クラウドファンディング “勝手に”流行語大賞

2025不動産クラファン流行語大賞

―「初もの」「償還遅延」「自主規制ルール検討会」まで
今年のクラファン業界を総まとめ

2025年の不動産クラウドファンディング業界は、新規サービスの登場や高利回り案件の増加、SNSでの盛り上がり、そして償還遅延や倒産といったニュースまで、話題に事欠かない一年でした。
投資家同士の投稿から“クラファン用語”が次々に生まれ、今年の投資トレンドを象徴するキーワードとして広がったことも印象的です。

本記事では、クラファンチャンネルが独自に選んだ「2025年の流行語大賞」を発表します。
人気ワードが生まれた背景や、投資家が何を重視したのかをまとめて振り返ります。

※トレンド指数や単語頻出数を計測しているわけではなく、当編集部メンバー達による感覚や話し合いによって選出しました。「遊び心」によって作成された記事であることをご理解の上、ご覧いただければと思います。

この記事のポイント
  • 2025年の不動産クラファン界隈で頻出したキーワードを一挙紹介
  • 「初もの」「らくたま」「利回りジャンキー」など投資家の本音が見えるワードを解説
  • ダイムラー倒産や建物消失問題など、今年の“事件簿”も振り返り

2025年・不動産クラファン流行語一覧

区分キーワードひと言コメント関連記事
大賞初ものにハズレなし「1号案件はまず転ばない」が
投資家の間で広く浸透
準大賞償還遅延/運用期間延長説明の丁寧さが“事業者の信用度”
として見られた一年
償還遅延の解説記事
準大賞ダイムラーファンド倒産「事業者リスク」を意識させた
衝撃ニュース
ニュース解説
特別賞らくたま投資家ファーストが支持を集め、
今年もっとも称賛されたサービス
らくたまインタビュー
ノミネート利回りジャンキー高利回りを見ると
クリックしてしまう投資家の愛称
ノミネート蓄電池案件魅力もリスクも“話題性バツグン”
だった高利回りジャンル
蓄電池ファンドの
見極め方
ノミネート建物がなかった
物件がない⁉ 情報開示の重要性を
考えさせられたニュース
ノミネート自主規制ルール
検討会

投資家急増を受け、業界全体で
安全性を見直した重要トピック

大賞:初ものにハズレなし

2025年、もっとも使われたキーワードが「初ものにハズレなし」です。新規クラファン事業者の“1号案件”を指し、多くの投資家が注目しました。

理由はシンプルです。「最初の案件は絶対に失敗できないため、事業者が慎重に設計する」。この感覚が投資家の間で共通認識となり、XだけでなくInstagamでも広く拡散されました。

初ものは“安心して申込める案件”として語られることが多かった印象です。

タロウさんの投稿がきっかけとなり、“初号案件は慎重に作られる=安心”という見方が、投資家の間で広く共有されるようになりました。

また初ものはサービスの宣伝として高い利回りに設定されることも多く、安心かつ高利回りとして、多くの事業者で応募多数の「祭り」状態となっていました。

※注意:初号案件は「絶対」に安心というわけではなく、あくまでサービス事業者が手堅い案件を出してくるだろうという推測から言われています。投資を行う際には必ず案件詳細を確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。


準大賞:償還遅延/運用期間延長

2025年は、複数の事業者で償還遅延や運用延期が起きた一年でした。
遅延理由はサービスごとに異なりますが、売却活動の難航や融資の変更など複合的な要因が多く、投資家の不安が高まるきっかけとなりました。

今年、特に注目されたのは“情報開示の質”です。
丁寧に説明する事業者への評価が高まり、説明不足の事業者には厳しい声が寄せられました。

クラファンチャンネルでは償還遅延について解説しています。詳しくはこちら▼

償還遅延の記事はこちら

不動産クラウドファンディングは手軽に始められる一方で、「償還遅延」という見落としがちなリスクも存在します。本記事では、2025年7月現在で確認された償還遅延が発生してしまった案件を一覧にし、運営会社ごとの対応姿勢や傾向を投資家目線で分析しま[…]


準大賞:ダイムラーファンド倒産

2025年、業界最大級の衝撃となったのが ダイムラーファンドの倒産 です。不動産クラファン事業者として活動していた企業の突然の破綻で、SNSでも大きな議論になりました。

この出来事により、投資家の間で
事業者リスクをどう見るか」「分別管理や財務基盤は確認すべき」といった声が強まりました。

ダイムラーのニュースはこちら

2025年7某日、筆者宛に横浜地方裁判所から「破産手続開始決定通知書」が届きました。債務者は「株式会社ダイムラー・コーポレーション」。筆者自身、同社が運営していた不動産クラウドファンディングに出資しており、唐突な破産手続き開始、[…]

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特別賞:らくたま

2025年、SNSで最も称賛を受けた不動産クラウドファンディングサービスは、皆さんお分かり「らくたま」ではないでしょうか?

また、独自会員サービス「らくたまハッピーパスポート」も反響を呼びました。

らくたまのインタビューはこちら

NEXT WAVE 第11号らくたま突撃インタビューインタビューの経緯不動産クラウドファンディングが注目される一方で、破綻・遅延・延長のニュースが投資家を不安にさせています。そんな中、『らくたま』は“守る仕組み”を制度[…]


ノミネート:利回りジャンキー

2025年、投資家コミュニティで一気に広まった言葉が「利回りジャンキー」です。利回りの高い案件ばかりを追いかけてしまう人を指す、SNS発のユーモアあるワードです。

不動産クラファンの利回りジャンキーをテーマに“歌”まで生まれました!

《 不動産クラファンの利回りジャンキー 》

利回りの高さは魅力ですが、今年は遅延も多かったため、「利回りだけを追いすぎないように」という注意喚起としても使われました。


ノミネート:蓄電池案件

2025年は、蓄電池関連のファンドが大きく盛り上がりました。利回りが高い案件が多いため、投資家からの注目度が非常に高いジャンルでした。

ただし、SNSではリスクを意識する声も多く見られます。

高利回りゆえの魅力と、集中投資のリスクが議論されたジャンルでした。

蓄電池案件の見極め方はこちら

昨今、クラウドファンディング業界でも増えている案件として「系統用蓄電池」に関するものがあげられます。今回は「系統用蓄電池」ビジネスにて数多くの実績をあげるグローシップ株式会社の目黒様にインタビューを実施し、「系統用蓄電池」の市場[…]


ノミネート:「建物がなかった」問題

実際に物件を見に行ったらなかった、2025年もっとも大きな波紋を呼んだニュースの一つです。

実際に現地へ赴いたところ、建物が建設されていなかったという点が大きな議論を呼びました。情報開示の重要性が強く意識された出来事です。


ノミネート:自主規制ルール検討会

2025年は、クラファン業界全体で「安全性を高める動き」が進んだ一年でした。
その中心となったのが、国交省と業界団体による 自主規制ルール検討会 です。

検討会では、投資家保護のために次のようなポイントが議題に挙がりました。

検討会の主なポイント

  • 重要事項説明の標準化

  • 利回り表記・算出方法の明確化

  • 募集ページ・広告の適正化

  • リスク説明の強化

  • 事業者・財務情報の透明性向上

  • 契約内容のわかりやすさ

クラファン投資が一般化する中で、「わかりやすく・比べやすく・誤解のない情報提供」を整える大きな一歩となりました。
今後どのようなルールが整備されていくのか、引き続き注目したい動きです。

まとめ:“学びとアップデート”の一年だった

2025年の不動産クラウドファンディング業界は、話題に溢れた一年でした。
特に印象的だった動きをまとめると、次のとおりです。

  • 安全性を重視した投資スタイルが定着

  • 償還遅延・倒産により事業者リスクを意識する動きが加速

  • 「らくたま」や蓄電池ファンドなど、前向きな話題も豊富

  • 自主規制ルール検討会の始動で、業界全体が“投資家保護強化”へシフト

2025年の出来事から見えるのは、
投資家のリテラシーが確実に向上し、業界もその期待に応えようとしている」ということ。

2026年は、
より安全に、より透明に、そしてより魅力あるクラファン市場へ。

クラファンチャンネルも引き続き、投資家の皆さまに役立つ情報をわかりやすくお届けしていきます。

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