少額から始められるため、投資初心者でもチャレンジしやすい不動産クラウドファンディングですが、年々事業者も増えており、どのサイトで始めればいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回はK-FUNDについて、強みや注意点、実際に使用している人のレビューなどをご紹介します。
複数のサイトと比較して、特徴やリスクを理解した上で自分に合ったサービスを選んでいきましょう。
※本記事は2025年10月時点での情報をもとに作成しております。
K-FUNDの基本情報
第一号ファンド募集日:2025年10月
累計募集ファンド件数:1件
平均想定利回り:約12%
平均運用期間:約6ヶ月
最低投資額:100,000円
募集方式:抽選
平均優先劣後比率:約9.4%
K-FUNDの特徴
K-FUNDは、高利回りや短期間運用、そして借入併用によるレバレッジ効果を特徴とする不動産クラウドファンディングサービスです。
運営元は、都市再開発・バリューアップ・リゾート開発を強みとする「株式会社カワムラ建設」です。
K-FUNDのより詳しい特徴(メリット・デメリット)を以下にてご紹介します。
K-FUNDのメリット
- 高い想定利回りとレバレッジ活用
- 短期間運用で資金流動性が高い
- 事業者の開発力・運営力と一貫体制
メリット①高い想定利回りとレバレッジ活用
K-FUNDは国内不動産クラウドファンディングの中でも特に高い想定利回りを掲げています。
これは、物件開発時に借入(レバレッジ)を効果的に併用することで、自己資本だけでの運用よりも効率的なリターンを実現している点が大きな特長です。
メリット②短期間運用で資金流動性が高い
K-FUNDのファンドは平均6か月程度の短期運用を採用しています。長期にわたる資金拘束は避けたい投資家や、相場変動リスクを抑えたい方にも適した設計です。短期間で運用を終了し、分配や償還がスピーディに行われるため、投資資金を定期的に見直しやすく、ポートフォリオの自由度も上がります。
メリット③事業者の開発力・運営力と一貫体制
K-FUNDの運営母体であるカワムラ建設は、都市再開発・バリューアップ・リゾート開発に豊富な実績を持っています。土地の仕入れ、企画、開発、運営から売却まで一貫してプロジェクト管理を行う仕組みが整っており、現場ノウハウやリスクコントロール力が投資家の安心感につながっています。
K-FUNDのデメリット
- ハイリスクハイリターン型
- 実績がなく信頼性が未確認であること
デメリット① ハイリスクハイリターン型
メリットにて高い想定利回りについて、言及しましたが、その分リスクも高まると予想されます。
キャピタル型のファンドですが、いわゆる「地上げ」による土地の取得・販売となる可能性が高く、住人との調整不足や工事の遅れによる運用遅延の他、土地が想定通りの価格で販売できないリスクも抱えています。
リターンだけでなく、想定リスクも理解した上で投資判断するようにしましょう。
デメリット② 実績がなく信頼性が未確認であること
K-FUNDは2025年10月にサービスを開始したばかりで、現時点では第1号ファンドの募集段階にあり、過去の運用実績や分配実績がありません。したがって、運営の安定性やリスク管理能力、実際の収益性など信頼性の評価ができず、投資を検討する際は慎重な判断が必要です。実績を重視する投資家は、今後の運用実績が公表されるのを見極めてから投資するのが望ましいとされています。
K-FUNDの運営元は?
K-FUNDの運営元は、株式会社カワムラ建設という都市再開発事業・不動産再生事業・リゾート開発事業を主軸とする不動産開発会社です。創業以来、老朽化したビルやアパート、空き家のリノベーションや、都心の空き地・空き家を活用した都市再開発を得意としており、地域社会との関係を重視しながら価値の最大化を図っています。
運営元情報 | |
---|---|
運営企業 | 株式会社カワムラ建設 |
資本金 | 1億円 |
会社設立 | 2014年9月2日 |
本社 | 神奈川県横浜市中区住吉町1-1 第三柳下ビル |
上場 | 非上場 |
事業内容 | 都市再開発事業(空家や用地の買取・権利調整・再開発) 不動産再生事業(老朽化ビル・アパート・ホテルのリノベーション) リゾート開発事業(貸別荘の新築およびリノベーションなど) |
編集部評価
編集部の独断と偏見による分析結果も記載させていただきます。
投資判断の際にはぜひご参考ください。
高利回りと都市再開発力を活かす新興クラウドファンディングサービス K-FUND総合評価
K-FUNDは2025年10月に株式会社カワムラ建設が新たに開始した不動産クラウドファンディングサービスであり、都市再開発や不動産バリューアップのノウハウを活かしたユニークなファンドの提供が特徴です。運営元は都市開発事業を中核事業としており、銀行融資が難しい空き家や狭小地などの課題案件にも積極的に取り組む姿勢が評価されています。
最大の魅力は、高い想定利回りと短期間の運用設計により、投資家に効率的なリターン獲得のチャンスを提供している点です。また、借入併用(レバレッジ効果)により資本効率を高めているため、資金調達と運用効率の両面で優位性があります。
一方、運営開始から日が浅く、実績がまだ少ないため信頼性や安定性の評価はこれからといえます。投資家は運用実績や分配の履歴を確認しつつ、リスクの理解を持った上での慎重な参加が求められます。また、借入併用のレバレッジ戦略は不動産市況悪化時にはリスクが大きくなる可能性もあるため、市場動向には注意が必要です。
こんな人におすすめ
K-FUNDはハイリスクハイリターン思考な方に向いていると思われます。
- 短期間で大きなリターンを得たい方
- 一定のリスクも理解の上、リターン期待で投資したい方
K-FUNDの口コミ
K-FUNDの評判は実際のところ、どうなのでしょうか。X(旧Twitter)上に寄せられた、実際に使用しているユーザーの声を以下にてまとめてみました。
口コミ①参加者続々!投資スタートの声まとめ
おはようございます!😄
今日の募集予定ですK-FUND、キャッシュバック込みで実質年利18%!祭だ、祭だ、お祭りだ~🤩
J.LENDING、借り手はいつものところ、資金の行き先は蓄電池、ジャルコお前もか!それでは初物にハズレなし、もちろん凸!😆、行ってらっしゃい!
⬇️今後の予定
10月8日… pic.twitter.com/Kmy1Zm5Qf1— タロウ@ソシャレン・不動産クラファン投資家 (@viviri_man) October 6, 2025
K-FUND,登録・審査完了😌
— Yusuke (@yus_life) October 1, 2025
クラファン投資予定
・renga
・K-FUND
・トモタク(キャンセルまち)こんな感じかな。らくたまも行きたいけど、↑のウエイトがでかいんだよな。12月までにrengaの資金用意しないと🥺
— ゆたか@お得と資産運用 (@tdyutaka) October 4, 2025
口コミ②クラファンとの相性が良いとの声も
K-FUNDの決算解説を加えました
PLを見ると、やはり今後の売り上げ、総資産増の可能性は想定しておく必要があるかもしれません「K-FUND」は、事業者の得意な事業とクラファンの相性が良く、投資家とWin-Winをめざせるハイリスクハイリターン型ファンド https://t.co/ZVvbdw7XER @investorseye_jpから
— Investor’s EYE (@investorseye_jp) October 6, 2025
不動産クラウドファンディングの注意点
ここまでサービスの特徴や利点などを中心にお伝えしてきましたが、不動産クラウドファンディングは投資商品となりますので、リスクについてもきちんと理解しておきましょう。
不動産クラウドファンディングのリスク
不動産クラウドファンディングにはいくつかリスクがあります。
・元本毀損リスク
・運営事業者の倒産リスク
特に不動産クラウドファンディングにおける代表的なリスクは「元本毀損リスク」です。
事業者が販売する不動産クラウドファンディングの不動産小口化商品は、不動産のプロが目利きした物件であり、一定以上の勝算があって商品化しているはずです。
しかし、不動産市場の大幅な変動や天災による被害、金融危機など突発的な外的要因により、不動産価値や金利が大きく下落することもあります。
その結果、空室が発生し、想定通りの賃料収入が得られなかったり、仕入価格より低い価格で売却することで「売却損」が発生することが考えられます。
このように運用で想定通りの利益が上がらなかったり、売却損が発生した場合、投資家への分配金が0円になるだけでなく、預けた資金も減額して返還(元本割れ)となり、投資結果がマイナスで終わる可能性があります。
不動産クラウドファンディングは少額で投資できるとはいえ、一定のリスクは理解した上で投資を行う必要があります。
元本毀損リスクを軽減する「優先劣後システム」とは
元本毀損リスクに関しては、多くの不動産ファンドにて「優先劣後システム」が採用され、一定の損失までは事業者側にてカバーしてくれる仕組みが設置されています。
「優先劣後システム」では、投資家たちから出資(優先出資)だけでなく、サービス運営元自らも出資(劣後出資)を行い、不動産を購入・所有・運用していきます。そして万が一、対象不動産の売却損などが発生した際には事業者による劣後出資分から損失分をカバーし、投資家たちの優先出資分は守られる仕組みとなっています。(この制度は元本を保証するものではなく、劣後出資金額分まで損失をカバーするものとなっているため、万が一、それ以上の損失が発生した場合には優先出資である投資家の元本が毀損します。)
例えば、1,000万円の不動産のうち、800万円分は投資家たちから資金(優先出資)を集め、200万円分を事業者が資金を出資(劣後出資)した際、仮に不動産の売却によって100万円の損失が発生したとしても、その損失は事業者の劣後出資200万円から被るため、投資家たちからの出資金は出資時と同じ金額が返還されます。
なお、優先劣後システムは元本保証ではないので、上記の例にて損失額が200万円を超えて発生した場合は、損失額の一部が投資家たちの優先出資から差し引かれ、元本毀損に至ることもあります。
※優先劣後システムはファンドごとに劣後出資比率が変わります。投資前にご自身にてご確認ください。
不動産クラウドファンディングは、投資家が少額から不動産に投資できる仕組みで、多くの場合「優先劣後システム」が活用されています。この仕組みは、投資家のリスクを抑え、安心して投資できる環境を提供することを目的としています。以下、[…]
まとめ
当記事では高利回りと短期間運用、さらには都市再開発や不動産再生事業のノウハウを活かした独自性の高い案件を提供する特徴をもつ不動産クラウドファンディングサービス「K-FUND」についてご紹介させていただきました。
当サイトでは投資家の方たちがより自分に合ったサービスに挑戦できるよう、これからも各社の分析を行い、様々なコンテンツとして発信していきます。
ぜひとも他の記事やコンテンツもお楽しみください!
※本コンテンツは事業者の公式サイト情報をもとに当社見解などを加えた内容となっております。正確な商品・サービスの情報は公式サイトをご確認ください。なお、本記事は情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関するご判断は、公式サイトにて個別商品・リスク等の内容をご確認いただき、ご自身にてお願いいたします。
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