投資型クラファンの記事掲載数No.1!初心者から経験者まで役立つ情報が満載です。

不動産投資の「私募ファンド」とは?公募やクラウドファンディングとの違い・特徴を解説

不動産投資の世界には、J-REIT(上場不動産投資信託)のような誰もが買える商品のほかに、「私募ファンド(しぼファンド)」と呼ばれる市場が存在します。 

これまでは機関投資家や富裕層限定の“プロの世界”の投資手法でしたが、近年は不動産クラウドファンディングやデジタル証券の普及に伴い、個人投資家にとっても身近な言葉になりつつあります。 

本記事では、私募ファンドの基礎知識や、公募ファンド・不動産クラウドファンディングとの違い、投資する上でのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。 

不動産投資における「私募ファンド」とは? 

私募ファンドとは、「特定の少数の投資家や、プロの機関投資家だけを対象に資金を募って運用される投資ファンド」のことです。 

広く一般の投資家に募集を行う「公募(こうぼ)」とは異なり、水面下で限られたメンバーだけで組成されるため、英語では「プライベート・ファンド」とも呼ばれます。 

「公募」と「私募」の違い 

投資ファンドは、資金を「どのように集めるか」によって、大きく「公募」と「私募」の2つに分類されます。それぞれの募集形態によって、投資対象者や購入・売却のルールが以下のように大きく異なります。  

  • 公募ファンド(例:J-REIT):広く一般の投資家を対象に募集され、上場J-REITは証券取引所で市場価格により売買できます。比較的少額から取引しやすい一方、価格は需給や金利、景気などの影響で日々変動します。
  • 私募ファンド:おもに 適格機関投資家・特定投資家に限定する私募などがあります。多くは非上場で、市場価格による日々の値動きはない一方、譲渡・換金に制約があります。

公募は市場で換金しやすい反面、市場価格が日々変動します。

私募は市場の短期的な需給変動を受けにくい反面、保有資産の価値が変動しないわけではなく、換金性も低いという違いがあります。  

私募ファンドと不動産クラウドファンディングの違い 

「少数の限定された人から集める私募ファンド」と、「ネットで広く集める不動産クラウドファンディング」は、仕組みや投資条件が大きく異なります。 

比較項目私募ファンド不動産クラウドファンディング
主な投資対象者 機関投資家・適格投資家等が中心個人投資家向けの商品が多い
最低投資金額 商品ごとに異なる(高額な例が多い) 1万円程度からの例あり
情報の透明性 投資家向けに限定して開示ウェブ上で募集情報を開示

不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて不動産特定共同事業契約などへの出資を募る仕組みです。

個人向けに1万円程度から募集する商品もありますが、私募ファンドをそのまま小口化したものではなく、適用法令、契約形態、投資家保護の仕組みは商品ごとに異なります。

私募ファンドのメリット 

私募ファンドの魅力は、運用方針や投資期間を投資家のニーズに合わせて設計しやすく、上場市場の需給による日々の値動きから距離を置ける点です。

ただし、安定運用を重視するコア型から、高い収益を目指すバリューアッド型・オポチュニスティック型まで幅があり、期待リターンとリスクは商品ごとに異なります。

独自の投資戦略による「高い利回り」の期待

J-REITは、稼働中の収益不動産を長期保有し、賃料収入を中心とするコア型の運用が一般的です。

一方、私募ファンドは、コア型に加え、築古物件の改修や用途変更、開発などで価値向上を図るバリューアッド型・オポチュニスティック型も組成できます。

こうした戦略では年率10%以上の目標リターンを掲げる例もありますが、高い収益を保証するものではなく、開発・賃貸・売却・借入などのリスクも大きくなります。

市場の価格変動(値動き)に振り回されない

非上場のため、投資口が株式市場の需給や投資家心理で日々売買されることはなく、J-REITより市場価格の短期的な変動の影響を受けにくい点はメリットです。

ただし、保有不動産の価値や賃料収入は、不動産市況、金利、空室、災害などで変動します。基準価額も鑑定評価等をもとに変わるため、「値下がりしない」という意味ではありません。

私募ファンドのデメリット・注意点 

一方で、私募ファンドは投資家が限定され、換金性や情報開示、運用期間などの条件も商品ごとに大きく異なります。

投資前には、募集対象者、最低投資額、解約・譲渡条件、運用報酬、借入比率、元本毀損リスクを確認する必要があります。

投資家要件が厳しく、最低投資額が高い場合がある

個人投資家にとっては、募集対象者の要件と最低投資額が大きなハードルです。

私募は少人数や適格機関投資家・特定投資家などに対象を限定して行われるため、一般の個人が申し込めない商品も多く、最低投資額もファンドごとに異なります。

数千万円以上の例はありますが、私募であること自体が「5,000万円以上」などの一律の最低額を定めるものではありません。

流動性が低く、途中換金が難しい

有期の私募ファンドでは、運用期間中の解約や持分譲渡が制限されることが多く、満期や物件売却まで資金を回収できない場合があります。

ただし、私募REITなど、一定の条件で払戻しや譲渡が可能な商品もあるため、商品ごとの契約条件を確認することが重要です。 

まとめ

不動産投資における「私募ファンド」は、限られた投資家を対象に、安定運用を重視するコア型から高い収益を目指す高リスク型まで、多様な戦略を採れる運用手法です。

一般の個人が高額な私募ファンドに直接投資することは難しい一方、不動産クラウドファンディングには少額から参加できる商品があります。ただし、私募ファンドとは法的な仕組みやリスクが異なり、元本や分配金は保証されません。

不動産クラウドファンディングを利用する場合も、運営事業者の許可・登録、対象不動産、劣後出資の有無、途中解約条件などを確認し、無理のない範囲で検討することが重要です。

クラファンchでは、投資家の皆様に役立つ投資型クラウドファンディングに関する情報を発信しています。
各社サービスの状況も随時更新していますので、是非ご覧ください!

不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングおすすめサービス15選!タイプ別【最新版】不動産クラウドファンディングキャンペーン一覧
不動産クラファンおすすめサービス15選