【総括】2020年の不動産クラウドファンディングを振り返る。

この記事では、2020年の不動産クラウドファンディングを総括しています。

新型コロナウイルスの蔓延という人類規模でのパニックが引き起こされた激動の2020年。

不動産クラウドファンディングにとってはどのような年だったのでしょうか。



激動の2020年における不動産クラウドファンディング

結論から言えば、不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングにとってはマイナスの影響は特にみつかりませんでした。

むしろコロナ禍という特殊な社会状況下において、オンラインでの資金調達手段であるクラウドファンディング全体が一層の注目を集めまており、

投資家にとっても安定した投資商品である不動産クラウドファンディングは人気を博しました。

今年参入した事業者だけでも10社と非常に多く、ファンドが登場するたびに多くの金額を集め、完売となるものが続出しました。

 

2020年にローンチされた不動産クラウドファンディングサービス
A funding
ASSECLI
みんなdeマンション経営
信長ファンディング
ONIGIRI Funding
大家.com
Partners funding
ぽちぽちFUNDING
Rimple
タスキ Funds
TREC FUNDING
TSON FUNDING

東京都心ではコロナウイルスの影響でオフィスの空室率の向上が報じられていましたが、ワンルームマンションなど、住居の入居率・退去率には大きな変動はなく、不動産に深い知見のある事業者によって物件が選りすぐられた上でファンドが組成されていたため、成立するファンドがほとんどでした。

2020年にサービスごとの募集されたファンドの数と、完売したファンド数は、以下の通りです。

サービス名募集ファンド数完売したファンド数
A funding44
ASSECLI44
CREAL1111
FANTAS funding4646
GoodComFund11
ハロー!Renovation11
i-Bond33
Jointo α65
みんなdeマンション経営11
信長ファンディング11
ONIGIRI Funding11
大家.com11
Partners funding1010
ぽちぽちFUNDING21
RENOSY クラウドファンディング99
Rimple99
タスキ Funds11
TREC FUNDING22
TSON FUNDING11
わかちあいファンド33
WARASHIBE87

ローンチ時期によってまちまちですが、中には今年だけで2桁ものファンドを公開しているサービスもありほとんどが満額での調達を果たしています。

調達額に関しても、1ファンド辺り最低でも数百万円と非常に高額でしたが、どのサービスも順調に資金を集めました。

サービス名2020年の調達額
A funding¥8,400,000
ASSECLI¥152,190,000
CREAL¥5,889,770,000
FANTAS funding¥929,400,000
GoodComFund¥50,000,000
ハロー!Renovation¥15,300,000
i-Bond¥244,710,000
Jointo α¥437,400,000
みんなdeマンション経営¥39,100,000
信長ファンディング¥52,600,000
ONIGIRI Funding¥10,000,000
大家.com¥195,400,000
Partners funding¥511,520,000
ぽちぽちFUNDING¥46,880,000
RENOSY クラウドファンディング¥932,110,000
Rimple¥2,451,910,000
タスキ Funds¥20,000,000
TREC FUNDING¥229,300,000
TSON FUNDING¥40,600,000
わかちあいファンド¥300,400,000
WARASHIBE¥604,560,000
X-Crowd¥31,000,000

今年公開されたファンドだけでも、合計で数十億単位の資金調達を実現しているサービスもあります。

それらのサービス群において、来年以降ファンド募集が本格化した場合には結果として大きな額を調達する可能性があります。



2021年の不動産クラウドファンディング予想

2021年も依然として、不動産クラウドファンディングの新規サービスの参入が相次ぐことが予想されます。

コロナウイルスがもたらした苦しい社会状況は当分収束する兆しが見られませんが、2020年の状況から予想するにクラウドファンディング関連サービスに大きな影響が及ぼされる確率は低いです。

今年ですら、不動産市場そのものはコロナ禍の影響下でもそれほど大きな変動はなく、安定していました。

一方で、ホテルを対象にしたファンドなど従来の社会状況で見込まれたはずの需要が、コロナ禍において見込めない案件に関しては、投資をする前に十分な検討が必要です。

社会状況を鑑みた投資を心掛けましょう。


出典:観光経済新聞「宿泊業の倒産急増 コロナ影響が約半数」

しかし、住居に関しては都市部での入居率が下がったというデータもなく、新型コロナウイルスがもたらした社会状況は。ワンルームマンションなどを対象とした不動産クラウドファンディングにはあまり関係がないと言っても過言ではありません。

参考:【中古ワンルームマンション投資家1,033人調査】新型コロナ影響なしと47%が回答!成功するための「物件選定」と「会社選び」とは?

相も変わらず少額から投資ができる低リスクな商品が順次公開されるはずです。

今年は挑戦できなかった方も、来年は不動産クラウドファンディングに挑戦してみてくださいね!



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